行政書士に合格したはいいけど、即独立しても収入があるのか心配。
しっかり準備する余裕があればいいですが、家族の生活もあり、
数カ月しっかり生活する為の資金を準備すること自体が難しい。
自分自身はそんな状況でした。
開業に向けてちょこちょこ事務用品やデスクや椅子、コピー機などを買いましたが、
一番大きな壁の行政書士登録費用がなかなか溜まらない。
さらに月会費も発生するのでその辺もよく考えて工面していかないといけません。
会社員を辞めずに副業行政書士という選択肢
なかなか資金が溜まらないという事実もありますが、
開業してから収入が途絶えるのはどう考えても無理です。
毎月の引き落としもあるし、いきなり家族で路頭に迷います。
行政書士は開業をするなら会社員を辞めなければいけないといった規則はありません。
自分の選択肢は会社員を辞めずに、
ある程度軌道に乗るまで副業としてやっていく選択肢しかありませんでした。
行政書士としての収入は一旦置いておいても、
とにかく早く開業をして研修に参加できるようになったり、
「行政書士」として名刺を配ったりという営業活動をできるようになりたいと思っています。
副業で行政書士をする際の問題点
自分は当初飲食店で勤務していました。
店長だったのでシフトを作成する立場でした。
飲食店は平日よりも土日祝が稼ぎ時なのでなかなか休めません。
その代わり世間の皆さんが働いていて、
どこに行っても混雑していない平日がお休みとなる事が多いです。
シフト制だと勤務時間帯も朝早くからだったり、
昼からだったりとある程度融通を利かせることができます。
なので、行政書士として官公署への書類の提出に行く際は時間が作りやすく、
非常に好都合だと思っていました。
しかし、幸か不幸か沢山の資格を取ってきた甲斐もあり、
不動産部門への異動が決まりました。
不動産部門は平日9:00~18:00勤務で土日祝がお休みとなり、
今までの生活と全く違う環境でした。
自分の当初のプランではいけなくなってしまったのです。
行政書士として土日祝でもできる業務は何かあるのか
行政書士の業務は主に、
- 官公署に提出する許認可などの書類を作成・手続きの代行
- 「権利義務に関する書類」や「事実証明に関する書類」の作成
となっています。
王道の許認可などをやりたい所ですが、
平日が動けなくなったので官公署へ行かなくてもよい業務をしていくべきでしょうか。
「権利義務に関する書類」には、
遺産分割協議書、各種契約書(贈与、売買、交換、消費貸借、使用貸借、賃貸借、雇傭、請負、委任、寄託、組合、終身定期金、和解)、念書、示談書、協議書、内容証明、告訴状、告発状、嘆願書、請願書、陳情書、上申書、始末書、定款等
「事実証明に関する書類」には、
実地調査に基づく各種図面類(位置図、案内図、現況測量図等)、各種議事録、会計帳簿、貸借対照表、損益計算書等の財務諸表、申述書等
こういった内容を専業にしていくことになりそうです。
考えようによっては、お客様の多くは土日祝がお休みです。
自分も土日祝がお休みなので柔軟に対応できます。
この辺はプラスに捉えていくしかないですね。
副業行政書士は成立する
ここまで見てきたように、副業行政書士という選択も可能だと判断しました。
なんでもそうですが、結局は自分次第ですね。
片手間でやることにはなってしまいますが、決して軽い気持ちでやるなんて気はありません。
開業するからには他の先生方と同じように見られるし、
兼業なんです~といういいわけは通用しません。
その先の独立を見据えて、覚悟を持って副業していこうと思います。
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