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行政書士試験の記述式問題というブラックボックス

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行政書士試験は2度受けました。

1度目は試験までの目標勉強時間に対して、

約70%くらいの達成感でした。

いけなくもないし、もしかしたらいけるかも。

そんな感じの出来具合でした。

試験当日はすごく覚えているのですが、

普段周りに勉強しているような人もいない中で毎日孤独にやっていたのに、

こんなに多くの人が試験勉強してきていたのかと。

負けたくね~!

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1年目の試験開始

試験が始まり、最初の憲法1.2問目はマジで難しくて頭が真っ白になりました。

ちょっと間ボーっとしてしまっている自分がいて、

ハッと正気に戻っても結局難しい問題を前にしてフリーズ。

ある意味これは試験作成者側の策略ですね。

いきなり心を折ってくる。

わからないものはいくら考えてもわからないので次に進む選択や、

諦めて割り切れる精神力が試されているってのもあるのかな。

やっと割り切って民法・行政法へ進みだすとそこからは、

あれっ?結構簡単じゃない?

って感じで割とスラスラ解けていきました。

全部自信を持って正解しているとまではいかないですが、

出だしに比べたら結構いいペースで解けていき気分上々でした。

ですがその後、穴埋め判例問題がでると、

やばい!この判例見たことない。。

そうなったらもう穴埋めはほぼ全問わからんってなるので、

それっぽいのを適当に選択。

わからないのに結構考え込んだりして、

あ~やばいやばい。あれよあれよと時間も経っていく。

まだ半分も進めていないのに、時間はあと1時間20分くらい。

冷や汗がでてくるし、どう考えてもこのペースはヤバい。

そう思いつつもやっぱり1つ1つの問題でこれでいいのかと立ち止まってしまう。

なんとか進めつつ、いよいよ記述式問題。

ちょっと問題を読んでみたけど、ムズっ!!!

記述式問題は苦手なので最後に残しておく作戦に変更。

一般知識の足切りをクリアーしないと元も子もないしな!とか思いながら。。

一般知識に突入しましたが、本当に時間が足りなさそう!

このままじゃ記述は全く書けずに終了のペースだ!

そう思ったので、もう割り切って見直し無しで突き進む覚悟を決めました。

見直したい気持ちを抑えつつ突き進む。

世界史っぽい問題だったり、ニュースで聞いたことあるような肢があったり、

よくよく考えても結局正解なんてわからん!

と思って突き進みました。

最終ページらへんの文章入れ替え問題は、

落ち着いて考えればわかりそうだったけど、本当に駆け足で解きました。

何とか記述式問題3問の為に15分残しました。

はあ~、はあ~。油汗だくだく。。

やばい。1問5分ずつか。やるっきゃねえ。

問題を再度読みましたが、マジわからん。

でも頭を振り絞って、関係がありそうな事を思い出して書きました。

部分点だけでもとりにいかねばと、覚えているワードを書いてみたりしてみました。

もうはちゃめちゃです。

2問目、3問目も同じ状況で、

とにかく何か書いておこうというくらいの出来でした。

そして試験終了。

お、終わった。。。

解答欄はなんとか埋めたというせめてもの安堵はありました。

初めての試験を終えて

正直、難しかった。。

いや~やっぱりそう甘くなかったなと。

行政書士試験会場は自分が昔通っていた大学の近くで実施されました。

かつて毎日のように停めていた駐車場に十数年ぶりに停めた車の中で色々と反省しました。

日曜なのでいつもと違ってがらんとしていた駐車場では

その日は車のオフ会イベントが開催されていて、

かわいく改造した車が沢山集まっていました。

皆楽しそうに趣味を桜花しているな~うらやましいな~。

そんなことを思いながら、

やっと終わった試験勉強に対する1区切り感と、

ワンチャンいけなくもないかもしれないという期待感と、

落ちている可能性の方が高いので、

もう来年に向けた勉強を開始しなければという覚悟と、

色々な気持ちを持ってオフ会を眺めていました。

帰ってすぐ自己採点しよっと思って車のエンジンをかけると、

今年でこの駐車場は閉鎖するという看板を発見。

うそ~なんだか寂しい。

でも最後に思い出の駐車場に停めれたのはなんか嬉しいな。

本当はこれで合格してれば気持ちよくいい話で終われるけど、

来年こそはと思いながら帰宅しました。

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自己採点結果

沢山の資格に挑戦してきましたが、

やはり毎回気になって解答速報を見てしまいます。

自分の資格取得過程に触発されて試験を受ける仕事仲間が数名いましたが、

試験を受けてどうだったか聞いた際に、自己採点していないと聞きました。

何でっ??えっ?そんなことってあるの?

ってなりました。案の定その知り合いは落ちていました。

ほ~う。そういうことか。

もう受かるなんて無理って場合は自己採点すらしない。

というか、受からなくても自己採点してどこが良くなかったのか、

次回に向けてどこを修正すべきか。

そんなことが気にならない。

やはりその知り合いは次の試験を目指すことなく1回の挫折で終了となりました。

自分は1回目の試験はワンチャンなくもないと思っていたので、

ドキドキで自己採点しました。

あ~~↓

お~!↑

みたいな感じで解答速報を見ていきます。

解答速報は試験日の夕方~夜には出揃っているので参考にしてください。

結局、自分の第1回行政書士試験結果は記述式抜きで150点台。

択一式問題は1問4点というなか、

記述式問題は3問で60点という大きな配点を持っています。

で、でかい。

だけど、ハードルがでかい。

採点基準もブラックボックス。

部分点があるってのはあるけど、採点基準は見えない。

今回150点台の自分にとっては希望にすがるには良い材料でした。

記述式は全く書いてないわけじゃないし、見当違いの事を書いているわけじゃないし、

ワンチャン180点いけてるんじゃない?って希望を持っていました。

しかし、そのせいで試験が終わった11月から結果発表の2月までモヤモヤした年末年始を過ごすことになるのです。

結果通知

2月中旬に合否結果の通知が届きます。

はい。不合格。

164点。

ですよね~。

わかってはいたけど、希望は捨てていなかった。

絶望。

いや、絶望はしていませんでした。

なぜなら、何年かけても行政書士試験を突破すると決めていたから。

試験勉強は試験後も継続していたから。

どこかで不合格を認めていた自分がいたから。

2年目の試験勉強に向けて

自分はなんとしても合格するという覚悟は決めていました。

たとえ年々かかっても。

でも、いつまでもうだうだ試験勉強していくのも辛い。

今ある環境がずっと変わらないのも辛い。

ちょっとでも早く自分の環境を変える為のアイテムとして、

行政書士試験に合格したい。

本当に変わるかどうかはわからないけど、

とにかく受からなければ現状維持。

絶対嫌だ。

となったら頑張ろうとなったのです。

ただ、そんな中でもポリシーは変えていません。

家にいる間は子供との時間を大事にする。

子供が大好きだから。

じゃあ自分の隙間時間は全力で勉強に注ぎ込もうと。

リベンジの年

そうは言っても、1回勉強してきた行政書士試験。

2年目はスタートダッシュを切った気分です。

前回の失敗は自分なりに分析しました。

知識が定着していないから、1問1問自信がなくて時間がかかる。

判例も知らなかったらフリーズするので全部網羅する。

条文も知らないと答えがわからないので全部知る。

など自分なりの分析をしました。

2年目実際の勉強もテキストはほぼ見ないスタイルなので、

肢別問題集と過去問題集を隙間時間を使ってフルスロットルで回しました。

1年目は5周ほどしましたが、

2年目は実質6周目スタート。

あれっ?いままでは正解肢として理解していたところも、

なぜそうなのか説明できるほどに理解できだしました。

関連する条文もなんとなく、何度も見るな~って感じで優先的に覚えるようにできて、

判例なんかもまたこの判例か~とわかるようになってきました。

6周目7周目になってくると、また違う世界が見えだしました。

いままでなんとなく理解していた問題もはっきりとした理由がみえてきたりしました。

そうなってくると、自然と心配していた記述式もある程度記入できるようになってきたと思います。

かといって、記述式は苦手意識が消えないので、

自分的には択一式でほぼ180点近くクリアーするという攻略法でいくという

方法しかないと思っていました。

記述式はあくまで保険だ!と。

そして、一般知識は本当に普段の行い次第で合否が決まる的な感覚で運に委ねました。

常識的な判断でいくしかないと。

とにかく、肢別問題集を最重要として回しました。

モチベーション維持

家に帰って勉強することはほぼなかったです。

明日も仕事が控えているから。

でも、そんななかでも勉強は気になる。

そんな隙間時間はYOUTUBEの行政書士に関する映像を見てモチベーション維持していました。

YOUTUBEで思わぬ知識を得たり、

気になる項目に気付けたり。非常に助かりました。

どんなときでも勉強のことを忘れないようにする努力はしていました。

あと、子供を公園に連れていく時やどこかに遊びに連れていく際なんかも

問題集は必ず持っていき、隙間を見つけては数問解くようにしていました。

もう、勉強がしんどいとかやる気がないとかそんな次元は超えていて、

勉強が当たり前になっていたので、どう勉強するかしか頭になかったです。

もちろん落ちても来年も再来年も勉強するし、絶対諦めないと思っていましたが、

やりすぎて家族に不満を与えるのも嫌。

子供が小さい今って本当にいましかないので、

いっぱい思い出を作ってあげたいと思っていたので、

絶対家族サービスに妥協はせずのラインで勉強することは変えませんでした。

あとは本当に、今の生活に変化を!!と思っていた一心でした。

2年目の試験開始

今年は前回よりも試験会場に近い駐車場に停めました。

今年は小雨がふっていましたが、気にせず突き進みます。

1回経験しているだけに気持ちは余裕。

でもそんなんどうでもいい。

今年で決着を付けたい。

席に着くと長テーブルの自分の席の横には大学生くらいの男の子が座っていました。

試験の時ってなんか皆が頭良さそうに見えるあるある。

前の席やもっと離れた席には結構50~60歳くらいの方が多かった印象でした。

緊張して試験開始を待っていましたが、

沢山テキストなどを広げている方が多数。

いやいや、今いくら一生懸命勉強しても遅いでしょ、と。

自分はさらーっと問題集を見直す程度で試験開始。

試験開始早々去年足止めされた憲法!

非常に難しかったですが、去年とは違う心境。

頭が真っ白にはなっていません。

結果としては最初の2問は正解していました。

そのまま進めていきました。

去年はスラスラ進んであれっ?いけるかも?ってのがありましたが、

今年はまじでなんだかいけたかもではなく、

確実に正解しているだろう問題とあいまいな問題は区別できました。

そうこうしているともう30分経過。

すると気づいたことが一つ。

隣の人が伏せて寝てる!!!!!

うそん!

なんで?

余裕なの?!

みたいに心をかき乱されましたが、ここで焦ると台無しだと思い、

できるだけ気にしないように無視して進めました。

その後、途中で隣の人がハッ?!みたいな感じで起きていましたが、

いやいや知らん!気にするな!

と、進めました。

今回は前回よりも自分ができているかどうかの判断なんかも気にすることができつつも、

せまってくる時間を気にしながら、よく考えたら皆同じように時間がないはず。

こんだけ勉強した自分が時間を気にするくらいだから絶対皆も焦ってる!大丈夫!間に合う!

みたいな事を考えながら解いていました。

ましてや、去年は焦って突き進み、なんとか空欄を埋めた経験がある。

焦りつつも焦っていない風を自分自身に装いながら、

落ち着いている風に解き進めました。

今年は去年よりもまだ余裕のあるじかんで記述式に挑戦。

ある程度熟考して今ある知識を振り絞って記入しました。

2年目の試験終了

2年目もや~っと終わりました。

本当に長かった。

すぐにできているのかできていないのか判断が付かない一般知識が気になり、

ネットで調べると、2分の1みたいな問題がだいたい合っている!

やった!嬉しい!

結局一般知識14問中10問正解していました。

ノー勉強の自分としてはひとまず朗報!

あとは、未知の領域記述式の前に択一式でどれだけとれているか。

どきどきして解答速報を見てみると、

なんと、174点!!!!!!!!!

いやいや、さすがに合格を確信しました。

余裕の年末年始を終えて

合格を95%くらい確信していた年末年始を終えて合格発表が近づいてきました。

それでも正式発表の前は一抹の不安。

結果は180点!ぎりぎり合格!

え!?

危なかったやん!!!

今回の記述式は甘いという声もありつつ、部分点が非常に少ないという声もありつつ、

なんだかんだでぎりぎり合格。

内心余裕だったのにぎりぎりだったのか~。と、危ない危ない。

でもなんとか合格。

肢別問題集にしぼった自分の策略は正解だったというわけです。

記述式問題。去年は急いで書いただけで部分点15点程度。

今年は割と書けて、ワンチャン満点もあり得ると思っていたのに4点。

おそろすぃい。

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